アラスカラッコ

Enhydra lutris kenyoni

ラッコは北太平洋の沿岸に生息する海獣で、イタチ科最大の種です。体長100~130センチメートル、体重はオスで22~45キログラム、メスで15~32キログラムになります。最大の特徴は非常に密度の高い体毛で、1平方センチメートルあたり10万本以上の綿毛が生え、全身では8億本にもなります。この毛の間に空気の層を作ることで、寒い海でも体温を保つことができます。皮下脂肪が少ないため、体温維持のために1日あたり体重の2~3割もの魚介類を食べる必要があります。貝類やウニ類を食べる際、胸や腹の上に石を乗せて獲物を叩き割る道具使用で知られています。かつては毛皮目的の乱獲により絶滅寸前まで減少しましたが、保護政策により徐々に回復しています。日本でも20世紀初頭に絶滅したと考えられていましたが、1980年代から北海道東部で再び目撃されるようになりました。

基本情報

学名Enhydra lutris kenyoni
保全状況絶滅危惧種
生息地北太平洋の沿岸部に生息し、主に海岸から1キロメートル以内の場所を生活圏としています。岩場が近くにあり海藻が繁茂した環境を好みます。陸上に上がることは稀ですが、天候が荒れた日や生息密度が高く人間による攪乱のない地域では陸上で休むこともあります。分布域はアメリカ合衆国西海岸、カナダ、ロシア東部から千島列島にかけての範囲です。
平均寿命約20年
平均体重約40kg
飼育施設数15施設
登録個体数2頭

この動物に会える施設(15施設)

個体一覧(2頭)

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