バイカルアザラシ
Pusa sibirica
バイカルアザラシは、ロシアのバイカル湖にのみ生息する固有種で、アザラシ科の中でも最小の種です。体長は1.1~1.4メートル、体重は63~70キログラムで、淡水域のみに生息する唯一のアザラシです。北極海のワモンアザラシを祖先とし、約200万年前から河川を遡上してバイカル湖に定着したと考えられています。バイカル湖の透明度の高い水中で獲物を探すため眼球が非常に大型化しており、主にゴロミャンカという魚やヨコエビなどを捕食します。水深400メートルまで、最大70分間も潜水できる能力を持っています。体毛は灰褐色で、幼獣は白い毛皮を持って生まれますが、6~8週間後に灰色に生え変わります。寿命は50~55年と他のアザラシに比べて長く、現在の個体数は8万~10万頭と推定されています。日本でも琵琶湖博物館や箱根園水族館など複数の施設で飼育されており、温泉アザラシのショーなども行われています。
基本情報
| 学名 | Pusa sibirica |
|---|---|
| 保全状況 | 軽度懸念 |
| 生息地 | ロシアのバイカル湖の固有種で、淡水域のみに生息します。夏期は湖全体に分布しますが、冬期には北部に集まって越冬と子育てを行います。湖が凍結すると氷に穴を開けて空気と食料を確保し、流入河川に進出することもあります。基本的には単独で生活しています。 |
| 平均寿命 | 約50年 |
| 平均体重 | 約90kg |
| 飼育施設数 | 4施設 |
この動物に会える施設(4施設)
- 鳥羽水族館 (三重県鳥羽市鳥羽3-3-6)
- サンシャイン水族館 (東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上)
- 新潟市水族館 マリンピア日本海 (新潟県新潟市中央区西船見町5932-445)
- 滋賀県立琵琶湖博物館 (滋賀県草津市下物町1091)