スマトラオランウータン

Pongo abelii

スマトラオランウータンは、スマトラ島北部に生息するヒト科の動物で、現地のマレー語で「森の人」という意味を持ちます。雄は体長約1メートル、体重約90キログラム、雌は体長約80センチメートル、体重約40キログラムで、ボルネオオランウータンと比べて痩せており、顔が長く、毛は明るい赤色をしています。ほとんどの時間を樹上で生活し、果実を主食としてイチジクやパラミツを好み、昆虫や鳥の卵なども食べます。木の枝を加工して棒状の道具を作り、シロアリの巣を掘ったり蜂蜜を採取したりする道具使用が確認されています。64種類のジェスチャーでコミュニケーションをとり、そのうち29種類は特定の意味を持ちます。野生での寿命は雌で44~53年、雄で47~58年です。森林の伐採やアブラヤシ農園化により生息地が失われ、国際自然保護連合のレッドリストで近絶滅種に指定されています。2016年の調査では野生個体数は推定13,846頭でした。

基本情報

学名Pongo abelii
保全状況絶滅危惧種
生息地スマトラ島北部の固有種で、主にアチェ州に分布し、北スマトラ州のトバ湖付近にも小規模な個体群が生息しています。グヌン・ルセル国立公園やブキット・ラワンなどの熱帯雨林地域に生息し、低地から高地まで果実を求めて季節的な移動を行います。19世紀にはジャンビ州やパダンなどより広い範囲に分布していました。
平均寿命約45年
平均体重約60kg
飼育施設数29施設

この動物に会える施設(29施設)

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