カイウサギ

Oryctolagus cuniculus domesticus

カイウサギは、アナウサギを原種とする家畜で、ペット、毛用、肉用、実験用動物として利用されています。日本への移入は天文年間(16世紀前半)にオランダ人がペットとして持ち込んだと伝えられており、江戸時代中期には飼育がある程度普及していました。明治時代には空前のウサギブームが起こり、高価な個体が取引されて社会問題にまで発展しました。明治中期以降は農家の副業として飼育が盛んになり、日清戦争や日露戦争では軍事物資として利用され、太平洋戦争中には日本がアンゴラウサギの飼育頭数世界一になりました。これらを通じて「日本白色種」や「日本アンゴラ種」などの日本独自の品種が開発されました。戦後は小学校で情操教育の一環として飼育が推奨され、実験動物としても利用されるようになりました。近年では脂質代謝や冠動脈の特徴がヒトに類似していることから、メタボリックシンドロームや動脈硬化などの成人病研究のモデル動物として注目されています。

基本情報

学名Oryctolagus cuniculus domesticus
保全状況低危険種
生息地カイウサギは家畜化されたアナウサギを原種とするため、野生の生息地は持ちません。ペットや実験動物として屋内で飼育されるほか、欧米では屋外のウサギ小屋で飼うのが一般的です。適切な飼育環境では8〜12年生きるとされています。
平均寿命約7年
平均体重約3kg
飼育施設数15施設

この動物に会える施設(15施設)

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