ヒツジ

Ovis aries

ヒツジは、ウシ科ヤギ亜科に属する家畜で、分厚い羊毛に覆われた体とらせん形の角が特徴です。反芻動物としては比較的体が小さく、雌の体重は45〜100kg、雄は45〜160kgほどです。水平に細い瞳孔を持ち、270〜320度という優れた周辺視野で頭を動かさずに背後を見ることができます。人や他のヒツジの顔を何年も記憶でき、50頭の仲間の顔を覚え続けることができる知能を持ちます。妊娠期間は約150日で、通常は1頭の仔を産みます。家畜化は古代メソポタミアで紀元前7000〜6000年頃に始まり、当初は脂肪や毛の利用が目的でした。品種改良により白く柔らかいウールを産するメリノ種などが生まれ、羊毛産業を支えてきました。現在も羊毛、羊肉、羊乳を得るために世界中で飼育されています。日本では599年に百済から2頭が献上された記録が最古で、本格的な飼育は1875年に始まりましたが、湿潤な気候に馴染まず定着は困難でした。

基本情報

学名Ovis aries
保全状況低危険種
生息地家畜化されたヒツジは世界中で飼育されていますが、祖先となった野生種は中央アジアのアルガリ、中近東のアジア・ムフロン、インドのウリアル、地中海のヨーロッパムフロンなどで、家畜化は約1万年前の古代メソポタミアやアナトリア南東部のタウルス山脈で行われました。山岳や砂漠、ステップなど乾燥・寒冷地帯でも飼育されています。
平均寿命約12年
平均体重約70kg
飼育施設数78施設

この動物に会える施設(78施設)

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