トナカイ

Rangifer tarandus

トナカイは北極圏周辺に生息するシカ科の動物で、体長120~230cm、体重60~300kgになります。シカ科で唯一、雌雄ともに角があるのが特徴で、雪を掘ってエサを得るために使われます。オスは春に角が生え秋から冬にかけて抜け落ち、メスは冬に角が生え春から夏にかけて抜け落ちます。寒冷な環境に適応するため、毛の内部に空洞がある厚い体毛を持ち、鼻や足裏にも毛が生えています。大きな蹄は雪の上でも沈まず歩けるよう適応しており、時速80kmで走ることができます。季節によって目の色が変わり、冬の極夜には少ない光を取り込むために深い青色になります。ツンドラ地帯で群れを作り、季節によって大規模な移動を行います。草食性の強い雑食で、夏は草や葉を食べ、冬は角や蹄で雪を掻き分けて地衣類などを食べます。スカンジナビア半島からシベリアにかけての地域で古くから家畜として飼育され、乳用、食肉用、毛皮用のほか、ソリを引く使役にも利用されてきました。サンタクロースのソリを引く動物としても広く知られています。

基本情報

学名Rangifer tarandus
保全状況低危険種
生息地自然分布は北極圏周辺で、アメリカ合衆国のアラスカ州、カナダ、デンマーク領グリーンランド、ノルウェー、フィンランド、ロシア、スウェーデンなどに生息しています。ツンドラ地帯を主な生息地とし、群れを形成して季節によって大規模な移動を行います。半家畜化された動物であるため、アイスランドなど人為的な移入分布も多く見られます。
平均寿命約15年
平均体重約150kg
飼育施設数17施設

この動物に会える施設(17施設)

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