フクロテナガザル

Symphalangus syndactylus

フクロテナガザルは、テナガザル科最大の類人猿で、体長71~90センチメートル、体重10~12キログラムと他のテナガザル類の約2倍の重さがあります。黒い体毛と細長い腕が特徴で、スマトラ島とマレー半島の森林に生息し、低地から標高3800メートルまでの熱帯雨林に広く分布しています。最大の特徴は、オスが持つ頭と同じくらいの大きさに膨らむ「のど袋」で、これにより大きな声で鳴くことができます。また、後肢の2つの指が皮膚でつながっている点も他のテナガザルと異なります。主に果物や葉、花などを食べ、最大6頭の群れで暮らし、一夫一婦制のつがいを持つことが知られています。早朝には大きな鳴き声で縄張りを主張し、つがいでデュエットと呼ばれる複雑な鳴き声を出します。近年はアブラヤシのプランテーション開発や違法伐採により生息地が失われ、またペット取引のための密猟も深刻な問題となっています。

基本情報

学名Symphalangus syndactylus
保全状況絶滅危惧種
生息地スマトラ島とマレー半島の森林に生息しています。低地から山岳、熱帯雨林まで広く分布し、標高3800メートルまで見られます。特にスマトラ島では海抜500~1,000メートルの低地の森林を好んで生活しています。
平均寿命約25年
平均体重約12kg
飼育施設数48施設

この動物に会える施設(48施設)

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