エゾシカ

Cervus nippon yesoensis

エゾシカは北海道に生息するニホンジカの亜種で、ニホンジカの中では最大級の大きさを誇ります。体重は雄で90~140kg、雌で70~100kgに達し、最も重い個体では200kgにもなります。夏毛は茶色、冬毛は灰褐色で、臀部後面は季節を問わず白色です。雄のみが持つ角は毎年4~5月に落ち、その後9月頃までに硬い石灰質の角に成長します。低地から山地の森林に生息し、草原や牧草地との林縁を好みます。草食性で幅広い植物を食べ、一日に2~5kgもの植物を採食します。明治時代には乱獲と豪雪により絶滅寸前まで減少しましたが、戦後から個体数が回復し、1990年代以降は西部地域へも分布を拡大しています。現在は個体数の増加に伴い、農林業被害や交通事故、生態系破壊などが深刻な社会問題となっており、北海道の経済と自然を脅かす存在として「災害」とまで言われています。

基本情報

学名Cervus nippon yesoensis
保全状況低危険種(LC)
生息地北海道全域に分布しています。かつては日高地方、十勝地方、釧路・根室地方、オホーツク地方など雪の少ない道東・道北の一部に限定的に生息していましたが、1990年代以降は空知地方や留萌地方、石狩地方など西部地域への分布拡大が進んでいます。低地から山地の森林に生息し、特に草原や牧草地との林縁を好みます。基本的に雪の少ない森林で越冬し、夏と冬に規則的に移動する個体と年間を通して同じ地域に留まる個体がいます。
平均寿命約15年
平均体重約120kg
飼育施設数19施設

この動物に会える施設(19施設)

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