トビハゼ
Periophthalmus modestus
トビハゼは、干潟の泥の上を這い回ったりジャンプしたりする魚として有名です。体長は10cmほどで、灰褐色に白点と黒点のまだら模様があります。目が頭の上に飛び出していて、平らな干潟を見渡すのに便利な形をしています。日本では東京湾から沖縄本島まで、朝鮮半島、中国、台湾の汽水域の泥干潟に生息しています。春から秋は干潟の上で活動し、甲殻類や多毛類などを食べますが、冬は巣穴でじっとしています。胸びれで這ったり尾びれでジャンプしたりして移動し、潮が満ちてくると水切りのように水上を連続ジャンプして陸地へ逃げます。この跳ねる様子が和名の由来で、英語ではマッドスキッパーと呼ばれます。皮膚呼吸ができ、アンモニアをアミノ酸に変える能力があるため、空気中でも活動できます。観賞魚として流通するほか、地域によっては食用にもされますが、干潟の減少により環境省のレッドリストで準絶滅危惧に指定されています。
基本情報
| 学名 | Periophthalmus modestus |
|---|---|
| 保全状況 | 軽度懸念 |
| 生息地 | 日本では東京湾から沖縄本島まで、朝鮮半島、中国、台湾に分布します。汽水域の泥干潟に生息し、春から秋は干潟の上で活動しますが、冬は巣穴の中で過ごします。分布の北限は東京湾の江戸川放水路河口や谷津干潟です。 |
| 平均寿命 | 約3年 |
| 平均体重 | 約0.02kg |
| 飼育施設数 | 3施設 |