ヤリタナゴ
Tanakia lanceolata
ヤリタナゴは、朝鮮半島西部、中国の一部、日本(北海道、九州南部、南西諸島を除く)に自然分布する淡水魚で、体長10〜13センチメートルほどになります。日本産のタナゴ類としては国内における分布域が最も広範な種です。体は側面から見ると平たく、タナゴ類の中では体高が低く細長い体形をしています。銀白色の体色で、口角には1対の長い口ひげがあります。オスは繁殖期になると胸部が鮮やかな紅色に、その他は淡い緑や青に染まる美しい婚姻色を示します。流れのある水草の豊富な河川や用水路に生息し、小型水生昆虫や甲殻類、藻類などを食べる雑食性です。繁殖期の3〜8月には、メスがドブガイやマツカサガイなどの二枚貝に卵を産み、孵化した仔魚は約1ヶ月母貝内で成長してから出てきます。寿命は2〜3年です。開発による生息地の破壊や外来魚の食害により生息数は減少しており、環境省レッドリストの準絶滅危惧に指定されています。
基本情報
| 学名 | Tanakia lanceolata |
|---|---|
| 保全状況 | 準絶滅危惧種 |
| 生息地 | 朝鮮半島西部、中国の一部、日本(北海道、九州南部、南西諸島を除く)に自然分布します。主に流れのある水草の豊富な河川や用水路等に生息し、極めて流れの早い環境でも繁殖できますが、ため池のような閉鎖的な止水域では繁殖ができません。 |
| 平均寿命 | 約3年 |
| 平均体重 | 約0.01kg |
| 飼育施設数 | 3施設 |
この動物に会える施設(3施設)
- 秋田県立男鹿水族館(男鹿水族館GAO) (秋田県男鹿市戸賀塩浜字壺ケ沢93)
- 相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら (神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1)
- 島根県立宍道湖自然館ゴビウス (島根県出雲市園町1659-5)