タツノオトシゴ

Hippocampus spp.

タツノオトシゴは、ヨウジウオ科に分類される魚の総称で、その名前は竜や馬に似た独特の姿に由来します。英名でもSeahorse(海の馬)と呼ばれています。体は鱗が変化した硬い甲板に覆われ、管状の口が前に突き出ています。尾びれはありませんが長い尾を持ち、海藻やサンゴに巻きつけて体を固定します。多くの魚と異なり体を直立させる姿勢をとります。熱帯から温帯の浅い海に生息し、体表の色や突起で周囲に擬態します。肉食性で小型の動物プランクトンや甲殻類を吸い込んで捕食します。最大の特徴は、オスの腹部にある育児嚢で卵を保護し稚魚になるまで育てることです。メスが育児嚢に産卵すると、オスは妊娠したような外見になり、2週間から1か月半ほどで稚魚を産出します。日本では安産のお守りとして干物を持ち歩く風習があり、ろう者関係団体のシンボルマークにも使われています。

基本情報

学名Hippocampus spp.
保全状況データ不足
生息地熱帯から温帯の浅い海に生息する海水魚で、一部の種は汽水域にも進入します。岩礁域、藻場、サンゴ礁など尾を絡めて身を隠せる環境に多く生息しています。いくつかの種類は流れ藻について外洋を漂うこともあります。
平均寿命約1年
平均体重約0.05kg
飼育施設数4施設

この動物に会える施設(4施設)

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