ライチョウ

Lagopus muta

ライチョウは、北半球北部に広く分布するキジ科の鳥で、日本の本州中部地方の高山帯に生息する亜種はその南限にあたります。氷河時代の生き残り動物の一つで、約2万年前の氷期に樺太やカムチャッカ半島を経由して日本にやって来たと考えられています。体長は約37センチメートル、体重は400~600グラム程度で、夏は褐色、冬は純白と季節によって羽毛の色が変化するのが大きな特徴です。標高2500メートル以上の高山帯の岩場やハイマツの茂みを隠れ家とし、高山植物の芽や種子、昆虫類を食べています。日本では古くから山岳信仰の対象として「神の使者」とされ、江戸時代までは捕獲されることが少なかったと考えられています。現在は国の特別天然記念物で絶滅危惧種に指定されており、日本国内には約3000羽程度が生息していると推測されていますが、地球温暖化や捕食者の侵入により減少が続いています。

基本情報

学名Lagopus muta
保全状況絶滅危惧種
生息地北極海沿岸、ヨーロッパやアジアの一部の高山帯に広く分布し、ピレネー山脈、アルプス山脈、日本などに隔離分布しています。日本では本州中部地方の標高2500メートル以上の高山帯に生息し、岩場やハイマツの茂み、矮性低木やスゲなどの草本、地衣類や苔類などがモザイク状に現れている環境を好みます。
平均寿命約5年
平均体重約0.5kg
飼育施設数9施設

この動物に会える施設(9施設)

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