ジンベエザメ
Rhincodon typus
ジンベエザメは、すべての魚類の中で現生最大の種で、最大全長20メートル、体重20トンに達します。世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布し、日本近海には初夏から秋にかけて回遊します。体は灰青色で、白い格子の中に淡黄色の斑点が配された独特の模様を持ち、この模様は個体ごとに異なります。主食はプランクトンで、海水ごと吸い込んで鰓耙で濾し取る摂食方法をとります。動きは緩慢で平均時速4キロメートル、性格は温厚で人にとって危険性の低いサメです。日本では古くから漁師に大漁の吉兆として「えびすざめ」などと呼ばれ崇められてきました。現在、沖縄美ら海水族館や大阪の海遊館などで飼育されており、スキューバダイビングの世界では「ダイバーの憧れ」とされています。繁殖力が低く、生息数の減少が懸念されており、2003年にワシントン条約附属書IIに掲載されています。
基本情報
| 学名 | Rhincodon typus |
|---|---|
| 保全状況 | 絶滅危惧種 |
| 生息地 | 世界中の熱帯・亜熱帯・温帯(緯度±30度以内)の表層海域に生息し回遊します。ラグーンや珊瑚環礁、湾内にも入り込み、河口付近で見られることもあります。95パーセントの時間を水深200メートル未満の有光層で過ごしますが、日中から日暮れまで定期的に500メートル以上の深海へ潜ります。 |
| 平均寿命 | 約70年 |
| 平均体重 | 約2000kg |