ホンシュウジカ
Cervus nippon aplodontus
ホンシュウジカは、本州島およびその周辺の島嶼に生息するニホンジカの亜種です。体長はオスが90~190cm、メスが90~150cmで、日本産の動物としてはベルクマンの法則が顕著に表れ、北部の個体ほど大型になる傾向があります。全身は茶色で、夏には胴体に白点が出現し、冬にはほぼなくなります。オスは枝分かれした角を持ち、春先に落下して新たな角に生え換わります。日出と日没前後の時間帯に活発になる薄明薄暮性の動物で、通常は雌雄が分かれて群れを作って行動します。植物質の強い雑食性で、イネ科の草本、ササ類の葉、木の葉、堅果、樹皮などを食べます。9月下旬から11月に交尾を行い、妊娠期間は約230日で、5月下旬から7月下旬に1頭の幼獣を産みます。奈良県奈良市に生息する個体群は国の天然記念物「奈良のシカ」に登録されており、日本人との古い関わりを持つ動物です。
基本情報
| 学名 | Cervus nippon aplodontus |
|---|---|
| 保全状況 | 低危険種 |
| 生息地 | 本州島およびその周辺の島嶼に生息しています。森林地帯を主な生息環境とし、落葉広葉樹林では草本やササ類、木の葉、堅果などを食べ、常緑広葉樹林では周年木の葉を食べています。開けた草原では大規模な群れを、森林では小規模で流動的な群れを形成します。 |
| 平均寿命 | 約20年 |
| 平均体重 | 約80kg |
| 飼育施設数 | 4施設 |