ツシマヤマネコ

Prionailurus bengalensis euptilurus

ツシマヤマネコは、ベンガルヤマネコの極東亜種で、日本では長崎県の対馬にのみ分布しています。モンゴル、中国大陸北部、東シベリア、朝鮮半島などにも分布し、アムールヤマネコとも呼ばれます。約10万年前にアジア大陸北東部から対馬にやってきたと推定されており、現代の日本に自然分布するヤマネコは、ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコの2種のみです。対馬の住民からは「とらやま」や「田ネコ」「里ネコ」などと呼ばれ、水田付近でも見かけられることがありました。かつては毛皮目的や害獣駆除のため狩られ、その後も森林伐採や針葉樹の植林、耕作放棄地の増加により食物となる小動物が減少しました。野猫からのFIV感染症や交通事故も脅威となっており、2010年から2012年の調査では70から100頭と推定され、絶滅危惧IA類に指定されています。1971年に国の天然記念物に指定され、環境省や動物園による保護増殖事業が進められています。

基本情報

学名Prionailurus bengalensis euptilurus
保全状況絶滅危惧ⅠA類(CR)
生息地モンゴル、中国大陸北部、東シベリアのアムール川流域、朝鮮半島、そして日本では長崎県の対馬に分布しています。対馬では広葉樹林や照葉樹林、混合林などの森林に生息し、ネズミや野鳥などの小動物が豊富な耕作地や水田付近にも出没することがあります。特に育児期には、水路で魚などが獲れ、外敵から子猫を守りやすい耕作地に現れることが多くありました。
平均寿命約10年
平均体重約4kg
飼育施設数11施設

この動物に会える施設(11施設)

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