タヌキ
Nyctereutes procyonoides viverrinus
タヌキは、イヌ科タヌキ属に分類される動物で、元来は極東にのみ生息していました。頭胴長50〜68センチメートル、尾長12.5〜25センチメートル、体重4〜6キログラムで、秋には10キログラムに達することもあります。体色は灰褐色または茶褐色で、目の周りや足先、耳の縁が黒いのが特徴です。胴長短足の体形は原始的なイヌ科動物の特徴をよく残しており、湿地や森林での生活に適応しています。雑食性で、齧歯類、鳥類、魚類、昆虫、果実など様々なものを食べます。複数の個体が特定の場所に糞をする「ため糞」という習性を持ち、情報交換に役立っていると考えられています。1928年に毛皮目的で旧ソ連に移入され、現在はヨーロッパ各国にも分布を拡大しています。日本では人間を化かす妖怪として文化に定着しており、「たぬき寝入り」や「捕らぬ狸の皮算用」といった慣用句にもその名が残っています。
基本情報
| 学名 | Nyctereutes procyonoides viverrinus |
|---|---|
| 保全状況 | 低危険種 |
| 生息地 | 森林のほか、農業地帯や都市部にも生息します。湖などの水辺で、下生えの深い環境を好みます。シベリアでは河川や小さい湖の周辺にある沼地や草原、藪地、広葉樹林などを好み、タイガは避ける傾向があります。元来は朝鮮半島、中国、ロシア東部などに分布していましたが、現在はヨーロッパ各国にも生息しています。 |
| 平均寿命 | 約7年 |
| 平均体重 | 約6kg |
| 飼育施設数 | 11施設 |
この動物に会える施設(11施設)
- 秋田県立男鹿水族館(男鹿水族館GAO) (秋田県男鹿市戸賀塩浜字壺ケ沢93)
- 東山動植物園 (愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)
- 東武動物公園 (埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110)
- よこはま動物園ズーラシア (神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1)
- 上野動物園 (東京都台東区上野公園9-83)
- 井の頭自然文化園 (東京都武蔵野市御殿山1-17-6)
- 愛媛県立とべ動物園 (愛媛県伊予郡砥部町上原町240)
- 沖縄こどもの国 (沖縄県沖縄市胡屋5-7-1)
- ときわ動物園 (山口県宇部市則貞3丁目4-1)
- 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク) (愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)
- 大内山動物園 (三重県度会郡大紀町大内山530-4)