タヌキ

Nyctereutes procyonoides viverrinus

タヌキは、イヌ科タヌキ属に分類される動物で、元来は極東にのみ生息していました。頭胴長50〜68センチメートル、尾長12.5〜25センチメートル、体重4〜6キログラムで、秋には10キログラムに達することもあります。体色は灰褐色または茶褐色で、目の周りや足先、耳の縁が黒いのが特徴です。胴長短足の体形は原始的なイヌ科動物の特徴をよく残しており、湿地や森林での生活に適応しています。雑食性で、齧歯類、鳥類、魚類、昆虫、果実など様々なものを食べます。複数の個体が特定の場所に糞をする「ため糞」という習性を持ち、情報交換に役立っていると考えられています。1928年に毛皮目的で旧ソ連に移入され、現在はヨーロッパ各国にも分布を拡大しています。日本では人間を化かす妖怪として文化に定着しており、「たぬき寝入り」や「捕らぬ狸の皮算用」といった慣用句にもその名が残っています。

基本情報

学名Nyctereutes procyonoides viverrinus
保全状況低危険種
生息地森林のほか、農業地帯や都市部にも生息します。湖などの水辺で、下生えの深い環境を好みます。シベリアでは河川や小さい湖の周辺にある沼地や草原、藪地、広葉樹林などを好み、タイガは避ける傾向があります。元来は朝鮮半島、中国、ロシア東部などに分布していましたが、現在はヨーロッパ各国にも生息しています。
平均寿命約7年
平均体重約6kg
飼育施設数11施設

この動物に会える施設(11施設)

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